圧倒的無気力の極み!

社会人失格の代名詞を上司に言い渡された人間が楽しい日常やらを語る。他アウトドア、筋トレ。

ひさしぶりに複数人とキャンプに行ったのだが…

 

もう、GWは終わってしまった……GW中も嫌がらせかと言いたくなるような日にちに仕事が入ったり、上司と漫才もどきをしたり、散々な部分もありましたが、なんとかキャンプにいけました! それも2回!

 

最初は三連休ほどあったので、父もキャンプに行きたいと言い、家族水入らずで2泊3日のキャンプに行きました。基本ソロキャン勢の私ですが、やはり親子。キャンプに対する心構え、焚き火に対するこだわり、そしてキャンプの楽しみ方、全て合致しますね(というよりは、私が父の影響を色濃く受けているのでしょう)

 

なので、最初の三連休(28から30)は非常に楽しいキャンプとなりました。ここまではよかったんですよ、ここまでは…………。

 

問題は5月3日から4日にかけての1泊2日のキャンプでのことです。この日は恐らく初めてとなる、友人とのキャンプだったんです。普段はソロキャン勢ですからね。

 

前回の記事に書いた、大規模なテント群に圧巻されたと話したのはこの時の話で、非常に好調な滑り出しでした(薪に制限があったけど)。友人2人も楽しみにしていたようで、色々と買い込んで挑んだのですが……。

 

友人、全くアウトドアに向いていない。

 

話を始める前に、一体なぜ友人達とキャンプに行くことになったのか、それは一週間前に遡ります。

 

もともと私はソロキャンをするつもりだったのですが、友人のうちの一人、仮にS君としましょう。S君から例大祭というコミケのようなイベントに誘われました。日にち的に仕事だったので断ると、では他の日に何をするのか尋ねられ、私はキャンプをすることを話すと、S君はゆるキャンというアニメを見た影響からか、キャンプに参加したい旨を伝えられました。

 


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まあたまにはいいかと、計画を練るうちに一人G君が増え、3人でキャンプをすることとなりました。

 

正直私はゆるキャンというアニメをちらりとしか見ていませんし、友人達のキャンプのイメージというものが分かっていなかったのも悪かったかも知れませんね。

 

バンガローに着いて、荷物の積み下ろしや焚き火スペースの設営も一段落し、さて湯でも沸かそうと愛用のGストーブに着火して数分、S君から最初の小言が。

 

「寒い」

 

………うん? まあ、寒いと言えば寒い…かな?

 

ただ、私は事前に説明しました。これから行くところは○○山というところだと。5月といえど、山は寒いということは誰でも知っていると思うのですが、もしかして私が悪いのか? G君とかちゃんと防寒対策してるけど……。

 

うーん、なんでしょう。カレー屋に行ってカレーしかないって言ってるようにか聞こえないんですよね。そんなん当たり前だろうってなってしまうんですが……。

 

まあよいかと、とりあえず薪ストーブの正面を譲りました。ただ、正面を譲ったからには仕事をしてもらいます。薪ストーブの中の様子を監視してもらい、弱まってきたら薪をくべるだけ。そう難しくない仕事です。

 

譲ってから数十分。なかなか湯が沸かないことに不信感を覚え、薪ストーブの様子を確認。

 

ほとんど鎮火しかかってました。

 

てめぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!! ぶっ○すぞ馬鹿野郎!

 

ええ、説明致しますとですね。私が持ってる薪ストーブであるGストーブってめちゃくちゃ燃焼性いいんですよ。だから見張ってないと直ぐ燃え尽きちゃうんです。しかも火をつけるのにもコツがいりまして、割と手間なんですよ、ええ。

 

で、見張らずに何をしていたかといえば、スマホいじりしてたんですよ。ええ。

 

や、役に立たねぇ。

いや、スマホ弄りを咎めたいわけじゃないんだ。ここは会社じゃないからな。ただな? 防寒対策を怠った奴に暖を譲り、あまつさえその暖を維持する仕事をまかせたのに、鎮火手前まで放置するってどゆこと?

 

しかし危なかった。もし気づくのが遅ければ危うく取り返しがつかないことになってた。

 

これにはさすがに苦言を呈すほかありません。鎮火手前まで放置した責任を咎めると、悪びれることなくこう言いました。

 

「いや、俺ゆるキャン勢だから」

 

……………は?

 

え、何? どんな言い訳? ゆるキャン勢?

 

S君曰く、ゆるキャン勢とは、家のベットでぬくぬく快適に温まりながらゆるキャンを見てキャンプしている気になっている人を指すのだという。

 

ただの約立たずじゃね? 引きこもりの間違いだろ。

 

あのさぁ………キャンプに来てるんだからさぁ………こう、わかんないかなぁ!

 

よし、よくわかったよS君。君は友人としては素晴らしいがアウトドアのパートナーとしては最悪の部類だ。次はない。

 

さて、私が火を見るようになって湯が沸き、やっと一息コーヒータイム。うーん、一悶着あったがやっぱり自然は素晴らしい。いくらでも眺めていることが出来る。


S君「キャンプって暇なんだな」

 

…………………ああ、うん。君には退屈だろうね。家でピコピコゲームしてたほうがお似合いだよ。

 

ていうか、ゆるキャンに出てきた志摩リン(お団子頭の子)もキャンプは設営終わったら暇って言ってたよね。どうやら私が見たゆるキャンとは違うゆるキャンを見ていたらしい。それ何キャン?

 

あのさぁ、アウトドアってのは基本的に創意工夫なのよ。自分で楽しみ方を模索するの。ゲームみたいに誰かがイベント起こしてくれるわけじゃないの、自分でイベント起こすの。わかる? わかんないだろうなぁ……。

 

その後、暇すぎてS君はバンガローに引きこもり、夕食に呼ぶと休日のS君の様子がよく分かるだらけっぷりが見える。

 

その時私は焚き火を楽しんでおり、S君は体が煙臭くなるのを嫌ってたんですが、夕方から山はどんどん寒くなるので、最後は火に当たっていました。

 

S君「ゲームしてぇ………」

 

……………だろうね。なんかもう、めんどくせえわ。なんでキャンプ来たん? アニメみたいに女の子とキャッキャウフフ出来ると思った? 仮にキャンプ女子? の代表志摩リンが来たとしてだ、今のお前見たら鼻で笑うぞ。なさけないもやし野郎ってな。

 

S君「志摩リンって実在したら煙臭いんだな。フ○ラまでしか無理だわ」

 

うん、下ネタは良いよ許すよ。でも志摩リンお前のち○こ絶対シャブんないよ。なさけないもやし野郎って馬鹿にして終わりだよ。

 

結論、インドア派とは絶対キャンプしないほうがいい。

 

棲み分け大事だよね。あとG君は普通に楽しんでました。

 

やっぱキャンプはソロに限るわ。